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保存

メリーランド大学はこれまでに資料の整理と保存に力を注いできました。その成果は着実に実を結んでいます。

戦後は用紙が極端に不足し、日本の出版者は品質の悪い酸性紙の使用を余儀なくされました。その結果、この時代の出版物は劣化が加速度的に進んでいます。1992年、メリーランド大学と国立国会図書館はプランゲ文庫の13,799タイトルの雑誌保存共同事業を開始しました。この事業は1997年3月に完了し、63,000枚のマイクロフィッシュと雑誌目録は、メリーランド大学図書館と国立国会図書館で利用に供されることになりました。1993年には国際交流基金日米センターから助成を受け、新聞と関連検閲文書のマイクロ化が開始されました。その後、米国政府連邦人文科学振興基金(NEH)および日本財団からの追加助成を受けて、新聞保存プロジェクトは1999年に完了しました。

2001年からの4年間には、日本財団から助成を受け、約10,000点の教育関係図書の目録作業を実施しました。

現在は、2005年に国会図書館と交換した図書保存事業覚書に基づき、約71,000点の図書・パンフレットのデジタル保存作業を進めています。同時に図書資料の書誌情報を作成し、オンラインカタログでの公開を続けています。

メリーランド大学図書館の主要な目標は研究者の利用に供するため全プランゲ資料を保存するということであり、上記のような事業によって目標の達成に大きく近づきつつあります。

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